先月9日に東京証券取引所と大阪取引所が2014年の投資部門別売買状況を公表しました。それによると、日本株の現物と先物合計の売買は以下の通りです。
信託銀行:2兆6708億円の買い越し
海外投資家:6967億円の買い越し
個人投資家:3兆6337億円の売り越し
個人投資家は売り越しで、海外投資家も2013年の15兆円買い越しから大きく減少しており、信託銀行を経由した年金資金の流入が株価を買い支えている構図が透けて見えます。
GPIFと3共済の資産ポートフォリオ変更に伴う買い需要は、今後数年間で13兆円程度と予想されていますが、海外投資家からの大きな資金流入がないと株価の大幅な上昇は難しい様に思えます。ドル建で見た日経平均のパフォーマンスも、停滞気味ですので、2015年の株式投資は、ある程度慎重に行った方が無難かも知れません。
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