2014年後半の経済イベント

2014年も前半が終わり、後半へ突入しました。注目される経済関連のイベントを整理してみたいと思います。

リニア着工(10月頃)
27年の名古屋開業までが5兆4300億円、45年の大阪開業までを含めると9兆300億円。東京湾アクアライン1.4兆円、関西国際空港(2期工事)1.6兆円と比較しても桁違いの規模と言えるでしょう。

米量的緩和の終了(10月頃)
2014年10月に量的緩和が終了する見込みです。その後は、リバースレポと超過準備預金金利の双方を活用し、政策金利を調整していく方向と見られます。

米中間選挙(11月)
アメリカの議会は、民主党と共和党によるねじれ状態となっており、これが解消されるかが注目されています。当初、共和党が優勢とみられていましたが、有力議員のカンター氏が予備選挙で敗れてしまう等、見通しが立てにくい状況になっています。選挙結果次第では、TPP交渉などに大きな影響を与える事が予想されます。

消費税8%から10%引き上げ判断(12月頃)
今のところ、11月に公表する7~9月期の国内総生産などの景気指標をみたうえで、年末に引き上げるかどうかを決めると言われています。なお実際の、引き上げ実施は、2015年10月となります。

2014年前半は、2013年ほど大きな動きはありませんでしたが、後半は果たしてどうなるのか気になるところです。しかし米の金融緩和が終了するなど、ファンダメンタルな状況が変わっていく事は確かでしょう。

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